GECはスペインのトップレベルの大学と協力しており、独自のオリジナル・プログラムを通してスペインでの学習をさらに進めたい留学生に学部留学の機会を提供しています。
このプログラムはコンプルテンセ大学で人文社会科学系の学部入学を目指す方に最適なプログラムです。GECのみが実施をしているプログラムであり高等学校の書類の翻訳やアポスティーユ認証・スペインの教育省での単位認定(Homologación)は必要ですがPCEテスト(Selectividad/大学入学資格試験)を受験する必要がありません。
(※スペインの教育省が毎年大学入学の条件を見直しており、上記の条件が影響を受けることがあり得ます。詳しくは2021年夏前に本ホームページ上でお知らせをいたします。)
ただし入学が可能なのは以下にある人文社会科学系の指定の学部となります。さらには各学部ではこのプログラムの学生のために5つの枠(席)が優先的に設けられています。
【GECが優先的に席を確保しているコンプルテンセ大学の学部】
Faculty of Philology | Faculty of Geography and History |
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・Spanish Language and Literatura ・English Studies ・Semitic and Islamic Studies ・Classical Philology ・Spanish-German Studies ・Modern Languages and Literature ・General and Comparative Literature ・Translation and Interpretation | ・Archaeology ・Geography and Spatial Planning ・History ・Art History ・Musicology |
Faculty of Economics and Business | Faculty of Commerce and Tourism |
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・Business Administration and Management ・Economics ・Finance, Banking and Insurance | ・Commerce ・Tourism |
Faculty of Philosophy | Faculty of Commerce and Tourism |
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・Philosophy | ・Social and Cultural Anthropology ・Political Sciences ・International Relations ・Sociology |
コンプルテンセ大学の指定の人文社会科学系学部以外の学部入学(法学部、芸術学部、理系の学部など)には大学入学資格試験(Selectividad)に合格する必要があります。
コンプルテンセ大学以外の大学の学部への入学には日本の高等学校の卒業証書・成績証を翻訳して日本の外務省でのアポスティーユ認証を受け、スペインの教育省(日本の文部科学省)で日本の大学の取得科目の認定(Homologación)を行い(結果が出るまでにおよそ7ヶ月から15ヶ月ほどかかります。年度により異なります。)、大学入学資格試験(PCEテス/Selectividad)に合格することが必要です。また自治州によってはスペイン語の資格SIELEまたはDELEまたはACLESの提出が求められます。
【参考】スペイン語検定
このプログラムのディプロマはスペイン語検定ACLESに対応していません。コンプルテンセ・スペイン語センターのディプロマも現在ACLESに対応していませんが2021年度にはACLESに対応する予定です。
スペイン語検定DELEやSIELEは既に知られていますがACLESは日本ではまだよく知られていません。ACLESの提出のみを求める大学にはACLESを取得せねばなりません。通常であればDELEやSIELEを取得していれば問題ありません。ACLESについては以下をご覧ください。
サラマンカ大学のスペイン語コースや今現在のコンプルテンセ大学のスペイン語コース(CCEE)もACLESを認可していません。したがって例えばコンプルテンセ大学のスペイン語コース(CCEE)のディプロマでスペインの大学の学部やマスターコースへの入学を申請する場合、受け入れ先の大学がACLESの提出を求めるのであれば効力がありません。(DELE、SIELEなどの資格も求めている場合にはどれか一つがあれば十分です。) しかし例えばコンプルテンセ大学の学部や修士課程への入学申請においては同じ大学でもありCCEEのディプロマは効力があります。マドリード自治州内であればマドリード工科大学・アルカラ大学を除いて有効です。
外国人学生にとってスペイン語コース履修後に大学学部へ入学を希望する場合、コンプルテンセ大学の「大学入学資格ディプロマ・プログラム」は良い選択となります。GECはこのプログラムを修了した学生のために複数の学部に一定の席を確保する協定をコンプルテンセ大学と交わしています。
ただし学生がコンプルテンセ大学のGECが席を確保していない学部へ入学を希望する場合、またはスペインの他の大学の学部への入学を希望する場合にはSelectividad(大学入学資格試験)を受験することになります。
このプログラムのディプロマはコンプルテンセ大学指定の人文社会科学系の学部入学やマスターコースへの入学にも有効です。マスターコースへの入学にはスペインまたは日本の大学で既に学士号を取得しており、スペイン語力を証明するDELE,SIELEなどの認定書の提出が必要となります。
【最新情報】
2020-2021年度はこのプログラムの修了者には特別にマスターコースへの入学オプションがあり合計で以下の13席が用意されていました。
- 外国語としてのスペイン語教師トレーニングマスターコース:5名
- スペイン語研究マスターコース:5名
- スペイン文学マスターコース:2名
- ラテンアメリカとスペインの文学マスター:1名
GECでは2021-2022年度もこのプログラム修了者には一定の席を用意したく思っていますがスペインの教育省が毎年大学入学の条件を見直しており、詳しくは2021年夏前に本ホームページ上でお知らせをいたします。
現在、このプログラムの受講者は中国人学生とベトナム人学生ですが2021年度より日本人学生も参加が可能になりました。
原則としてこのプログラムはコンプルテンセ大学で実施されており、その目的はスペイン語能力を完成させ、その後に人文社会科学系の指定された学部課程へ入学を目指すものです。
要件:プログラム履修の条件
・スペイン語能力A2以上の方
・日本の高等学校を卒業し日本の大学に籍を置いている、または卒業されている方
このプログラムは2部構成です。
第1部:575時間のスペイン語コースの履修
100時間の選択科目の履修(選択科目は第2部で受講を希望する学部の科目履修に向けられたものです)
第2部:指定された人文社会科学系の学部への入学申請
要件:
・スペイン語能力B1またはB2以上(希望の学部によります)
・日本の高等学校を卒業し日本の大学に籍を置いている、または卒業されている方
・第1部を修了していること
詳しくはお問い合わせください。